「17歳のための世界と日本の見方」
2009年01月15日
松岡正剛の2006年12月の著書です。
ちょっと前の本ですが、どうも本に地力があるようで、買った本は2008年3月の第17刷。継続的に売れています。
本書は、松岡正剛が帝塚山学院大学(大阪)で講義した内容をまとめたものです。
17歳、というのは要は「高校生」という意味で、曰く「何かを考えたり行動したりするときは、しばしば“精神の17歳”に戻ります」とのこと。
講義の中で松岡正剛は教科書には載らないトピックを散りばめながら、ぐんぐんと進めていきます。
このトピックというのは曲者で、知っている史実に予想外のトピックがつながると、その意味合いに全く違った世界観が浮かび上がってきます。
「ああ、そういうことだったのか。」と、世界をわしづかみにした感覚がやってくるのです。
「実は編集とは、そういうものである。」
と説くのが、本書のキモだと理解すべしです。
一見関係のないモノどうしをかけ合わせてみる。
すると、今まで見えなかった別のモノが見えてくる。
これを「新しい」というか、「再発見」というかは自由ですが、「関係づけ」の技術は、クリエイティブの基本であり極意であることを肝に銘じるべし。
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