(番外編)北米通貨連合
2009年02月04日
北米通貨連合(The North American Currency Union) は、北米大陸と周辺国を単一経済圏ととらえた、経済通貨同盟・経済通貨統合の構想です。
EUと似た構図です。
アメリカ合衆国、カナダ、メキシコの3国が連合構想の中心に置かれています。
統一通貨としてamero(アメロ)という名称が、しばしばメディアに露出しています。
もちろんアメリカ合衆国からの提案です。
そもそも、ドルは奇妙な通貨です。
通常、通貨の発行は国家単位で完結するものですが、ドルは違います。
日本と中国にもドル紙幣を印刷する設備があり、今日も紙幣が刷られている、という仰天情報があります。
紙幣にはコードが埋め込まれており、日本産と米国産はそのコードで識別されるようになっている。ともいわれています。
「国家の健全度」でその価値が変動するそうです。
現在は、米国産のドルよりも日本産のドルの方が価値が高い。そうです。
まるでスパイ映画のような話ですが、単なるガセネタと切り捨てず、ここは「発想の転換トレーニング」のためのテキストと捉えましょう。
商売に「不良在庫の一掃」という言葉があります。
ダメになった所有物を切り捨てる行為です。
「アメロ」の導入の意図は、これと同じ図式が感じ取れます。
「辻褄が合わなくなった部分をばっさり切り捨てる」という構図です。
国家単位で、貨幣そのものの不良在庫を一掃する。
大胆かつ画期的な発想です。
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